小学校の上級生の方になると、米を収穫したり田植えを経験したりすることもありました。子供だけれど、カマという刃物を子供にもたせる時代もありました。米の収穫をしたときにはじめてカマを使いました。

今と違って手は不器用だし、今と変わらないのは大雑把なところもありました。カマを少し斜めに向けて向こう側に刃を向けて切るといいよと教えてくれたのですが、私の女性の力では、米の根元がなかなか堅くて切れませんでした。しかし何とか切らなくちゃと思い、一生懸命カマを使ったら指を途中まで切ってしまいました。不幸か幸福か分からないけれど、軍手をしてたおかげで指がなくなることは何とか避けることが出来ました。私はこのことがきっかけで20歳になるまで包丁を使うのが怖かったし、調理実習や事務の送られてきたリンゴを皮を向くのは苦手で困っていました。でもどうしても包丁は少しでも使えるようにしないと将来やっていけないと思い、母のやり方を聞きながら自分流にアレンジをして皮むきをしたら何とか出来るようになりました。やはり今でも包丁を使ったときに、あのカマで指を途中まで切ったということを思い出すけれど、私がやらないと将来食べていけないと思い根性を出すようになりました。
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